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初掲載:2026年9月  最終更新:2026年9月

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ヒジベジ

駅の野菜売り場から、町の特産品づくりへ ― ヒジベジのその後[作成中]

概要

授業のプロジェクトとして始まった「ひじまち駅マルシェ」は、授業が終わった後も学生の自主団体「ヒジベジ」として続いた。その後の1年で、町内外のイベント出店、テレビ・ラジオ・新聞での発信、生産者や企業との連携を重ね、規格外トマトを使った特産品の開発にまで歩みを進めている。

編著者:キャンパス・ツールボックス編集部+ヒジベジ

1 その後のあゆみ


2025年7月、豊後豊岡駅の空きスペースで2日間の「ひじまち駅マルシェ」を開いたところから、ヒジベジは始まった(ケーススタディ「地元の野菜を、地元の駅から」参照)。授業としてのプロジェクトはここで終わったが、メンバーは「日出町野菜を全国へ」を掲げ、規格外野菜の活用と日出町産野菜の販売促進を目的とする自主団体として活動を続けることにした。

 マルシェで得た農家や役場とのつながりは、そのまま次の販売の場につながった。2026年1月には真那井トマト農園生産組合のブースで潮トマトを販売し、4月のジゴロック、5月の城下カレイ祭りへと出店の場が広がった。城下カレイ祭りでは、日出町産の農産物を使った「ヒジベジカレー」を2日間で360食販売している。

 活動は町の外にも届くようになった。OBSラジオへの複数回の出演に続き、2026年3月にはBS日テレの農業番組「なおみ農園」に出演。新聞やウェブメディアでも、学生主体の地域活性化の取組として取り上げられた。営農同志会の総会や姉妹都市の記念式典など、生産者・行政・地域の集まりに招かれる機会も増えている。

 そして現在、真那井トマト農園組合と蜂の音株式会社と共同で、規格外の潮トマトを使ったトマトジュース・トマトケチャップの商品開発に取り組んでいる。駅の野菜売り場から始まった活動は、町の特産品づくりへと歩みを進めつつある。


真那井トマト農園のハウスと潮トマト
真那井トマト農園のハウスと潮トマト

2 活動概要


販売・出店

  • 2025年7月5・6日 ひじまち駅マルシェ(豊後豊岡駅ほか)。55組来場、売上45,390円

  • 2026年1月25日 やさいーとワークショップ(二の丸館)。真那井トマト農園生産組合ブースで潮トマト「トマ王」3種・計300個を完売

  • 2026年4月25・26日 ジゴロック。なおみ農園ブースで真那井トマトを販売(初日は50袋完売、2日目は大雨)

  • 2026年5月9・10日 城下カレイ祭り。「ヒジベジカレー」と野菜の直売。2日間で360食、売上約15万円。材料・調理場は日出町役場が協力


販売する日出町産の野菜
販売する日出町産の野菜

メディア出演・掲載

  • OBSラジオ「土イチ de much-on!」生放送出演:2025年10月25日、12月27日、2026年5月(城下カレイ祭り会場から電話出演)

  • BS日テレ「なおみ農園」出演:2026年3月26日放送(椎茸の駒打ち)、4月30日収録(潮干狩り)、6月18日放送(手植えの田植え)、7月23日放送予定(大分在来作物の植え付け)

  • 大分合同新聞:城下カレイ祭りの活動を掲載

  • 財畑植え付けイベント:大分合同新聞・TOS・OBS・OAB・Yahoo!ニュースで報道


連携・交流

  • 2026年1月28日 STCシンポジウム(大分市・ホルトホール)に学部生代表として登壇

  • 2026年3月20日 日出町とポルトガル・モンテモール・オ・ヴェーリョ市の姉妹都市記念式典に招待

  • 2026年4月7日 日出町営農同志会総会に参加

  • 2026年6月12日 「財畑(たからばたけ)」大分在来作物植え付けイベントに参加(トヨタカローラ大分・おおいた財來作物研究会)


商品開発

  • 真那井トマト農園組合・蜂の音株式会社と共同で、潮トマトの規格外品・廃棄予定品を使ったトマトジュース・トマトケチャップを開発中

  • 2026年6月時点:試作・試飲食を終え、菌・カビ検査の結果待ち。販売開始は2027年予定。将来はふるさと納税返礼品としての展開を目指す


3 振り返りと展望


ひじまち駅マルシェをきっかけに始まったヒジベジの活動は、農産物の販売から、地域の方々との交流、イベントへの出店、情報発信、商品開発へと少しずつ活動の幅を広げてきました。活動を通じて、生産者の方々のこだわりや地域の農産物の魅力を知る一方で、「良いものを作る」だけでは、その価値を町外の人に届けることは難しいということも実感しました。

 そこで現在は、農産物を販売するだけでなく、規格や流通の都合で十分に価値が届いていない農産物に新たな価値を加え、日出町の特産品として発信していく取り組みに挑戦しています。その一つが、真那井トマト農園組合と蜂の音株式会社の皆さんと進めているトマトジュースの商品開発です。

 これからは、農業を起点に、情報化やDX、AIなども活用しながら、地域の魅力や商品をより広く発信し、新しい仕事や価値を生み出していきたいと考えています。そして最終的には、情報化によって「都会と同じ土台で地域で戦える」環境を日出町につくり、地域に住み続けながら挑戦できる仕組みを作り上げていきたいです。


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