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2026年9月

立命館アジア太平洋大学(APU)

2026年4月〜7月

プロジェクト期間:

現地で発見、ショート動画で発信 ― 公式観光サイトへの導線づくり[作成中]

編著者:

キャンパス・ツールボックス編集部+「Hiji's short movie」チーム

現地で発見、シ��ョート動画で発信 ― 公式観光サイトへの導線づくり[作成中]

発表資料の表紙から

日出町の魅力を、歩いて見つけて発信する――。APUの学生4人が、観光客の目線でまちを歩いて見どころを探し、15〜20秒のショート動画にまとめてInstagram・TikTokで発信しました。ショート動画の特徴を生かして短期間で多くの視聴を集め、その関心を公式観光サイト「ひじナビ」、さらに各観光地へとつなぐ導線づくりに取り組んだ記録です。

タグ:

観光・まちづくり・交通  大分県日出町  官学連携

背景・課題

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日出町は、海と山に囲まれ、別府湾を臨む城跡を中心に、こぢんまりとした城下町が広がるまちです。すぐ隣の別府市のにぎわいとは対照的に、静かで落ち着いた土地柄が魅力ですが、その魅力は町外の人には十分に知られていません。日出町には公式観光サイト「ひじナビ」があります。チームは、まずショート動画そのものに関心を持ってもらうことを入り口に、そこから「ひじナビ」へ、さらに各観光地へとつなぐ流れをどうつくるかに着目しました。

課題解決アプローチ

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・観光客の目線でまちを歩き、魅力になりそうな場所を探して撮影した

・見つけた見どころを15〜20秒の縦型ショート動画にまとめ、InstagramとTikTokで発信した

・4本の動画は、それぞれ切り口を変えつつ、エンディングに学生が自作した共通のロゴを入れてシリーズとして統一した

・ショート動画で集めた関心を、公式観光サイト「ひじナビ」、さらに各観光地へとつなぐ導線を設計した

生み出した成果

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・メンバー4人が、それぞれ切り口の異なる動画を1本ずつ制作した

・4本の動画を2026年7月8日にInstagram・TikTokへ投稿し、投稿からまもなく視聴回数は合計3,000回を超えた(7月13日時点)

・動画に置いた「ひじナビ」へのリンクがタップされ、SNSから観光サイトへの導線が機能し始めた(7月13日時点)

・撮影で訪ねた施設からは、日出町にもっと光が当たる発信を続けてほしいという期待の声が寄せられた

行政・地域の応援

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行政の応援: 本活動は、日出町役場と連携して実施している専門実習の一環として行われました。 地域の協力: 撮影にあたっては、日出若宮八幡神宮や大神ファーム、石ころたちの動物園など、まちの複数の施設が受け入れ・協力しました。

取組のストーリー
現地で発見、ショート動画で発信 ― 公式観光サイトへの導線づくり[作成中]

立命館アジア太平洋大学(APU)のサステイナビリティ観光学部では、地域の現場での実習を重視しており、その一環として、日出町役場と2023年度から継続して、学生主導での課題解決プロジェクト(専門実習)を実施しています。本稿は、その2026年度のプロジェクトの一つ、「Hiji's short movie」チームの取り組みの記録です。


目次

  1. 静かな城下町と、その魅力の入り口づくり

  2. 動画から「ひじナビ」へ、そして各観光地へ

  3. 歩いて見つけ、撮って、発信する

  4. 4本の動画が生んだ反応

  5. これから向き合う課題


1 静かな城下町と、その魅力の入り口づくり

日出町は、海と山に囲まれ、別府湾を臨む城跡を中心に、こぢんまりとした城下町が広がるまちです。すぐ隣の別府市のにぎわいとは対照的に、静かで落ち着いた土地柄が魅力です。サンリオのテーマパーク「ハーモニーランド」があることでも知られ、まちなかにはハローキティのマンホールも見られます。

 こうした魅力は、町外の人には十分に知られているとはいえません。そこでチームは、まずショート動画そのものに関心を持ってもらうことを入り口に、そこから日出町を知り、「ひじナビ」や各観光地へと関心を広げてもらう――そんな流れをつくれないかと考えました。自分たちが観光客の目線でまちを歩き、見つけた魅力を短い動画で発信することにしたのです。


2 動画から「ひじナビ」へ、そして各観光地へ

チームの発信には、一つの明確な設計がありました。動画で特定の観光地へ直接呼び込むのではなく、まずSNSで日出町そのものに関心を持ってもらい、そこから公式観光サイト「ひじナビ」へ、さらに個々の観光地へとつなぐ――という流れをつくることです。

 その入り口となる動画は、15〜20秒の縦型ショート動画にまとめました。短い動画は、SNSで自然に流れてきたときに最後まで見てもらいやすく、印象に残りやすいためです。動画の中には「ひじナビ」への導線を置き、興味を持った人がすぐに次の情報へ進めるようにしました。制作は、メンバー4人がそれぞれ異なる切り口で担当し、まちの多彩な表情を切り取りました。また、4本の動画のエンディングには、学生が自作した共通のロゴを入れ、シリーズとしての統一感を持たせました。


3 歩いて見つけ、撮って、発信する

活動は、撮影地の下見から始まりました。おもな経過は次のとおりです。


日付

内容

5月17日

撮影地の下見(二の丸館・日出若宮八幡神宮・二階堂美術館・暘谷駅・石ころたちの動物園・大神ファーム)

6月17日〜

InstagramとTikTokのアカウントを作成し、動画の編集・投稿を開始

6月17日・7月1日・7月12日

本撮影(石ころたちの動物園・暘谷駅・日出若宮八幡神宮・大神ファームなど)

7月8日

4本の動画をInstagram・TikTokへ投稿


動画の題材には、神社の鳥居や農園の風景など、まちのさまざまな場所を取り上げました。制作にあたっては、次のようなツールを活用しました。


  • 動画の編集:Canva、Premiere Pro

  • 連絡・資料の共有:LINE、Google Drive

  • 打ち合わせの記録・振り返り:生成AI


撮影先へは、事前にメールや電話で趣旨を伝え、当日は挨拶と感謝を心がけて協力を得ました。


日出若宮八幡神宮の鳥居
日出若宮八幡神宮の鳥居

4 4本の動画が生んだ反応

チームは4本の動画を制作し、2026年7月8日にInstagramとTikTokへ投稿しました。投稿からまもなく、視聴回数は合計で3,000回を超えました(7月13日時点)。短い期間で、多くの人に見てもらうことができたのです。動画に置いた「ひじナビ」へのリンクもタップされ、SNSから観光サイトへとつなぐ導線が、実際に動き始めました。

 歩いて探すなかでは、あまり知られていないスポットとの出会いもありました。その一つが、石に動物を描いた作品を集めた小さな施設「石ころたちの動物園」です。手づくりのあたたかみのある展示は、まちの隠れた見どころの一つでした。撮影で訪ねた際には、施設の方から、日出町にもっと光が当たるような発信をこれからも続けてほしい、という期待の声も寄せられました。


石ころたちの動物園の展示
石ころたちの動物園の展示

5 これから向き合う課題

チームは、活動を通して見えてきた課題にも目を向けています。まちには、まだ十分に知られていない施設や見どころが残っており、それらをどう継続的に発信し続けるかが課題です。取材のなかでは、コミュニティバスと観光情報サイトをつなげられないか、といった気づきもありました。今後もアカウントの運営と動画の発信を続け、短い動画をきっかけに日出町を知り、実際に足を運ぶ人を増やしていくことをめざしています。


後輩たちへのアドバイス

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・現地撮影が入る活動では、天候の悪化や予定変更に備えて、予備日を1〜2日組んでおく

・駅から離れた場所での撮影が入る場合は、移動時間の確保が大変なので、メンバーの予定を早めにすり合わせる

・撮影データはこまめにパソコンへ保存し、メンバー間で共有しておく(機材のトラブルで動画が消えることがある)

・議事録や振り返りは生成AIで作成すると、記録の手間を減らし、企画や撮影に時間を割ける

再利用できるナレッジ

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・縦型ショート動画は、短く印象に残る構成にすると、少ない制作コストでも多くの人に届きやすい

・SNSで直接宣伝するより、まず動画で関心を引き、公式サイトや現地へ段階的に誘導する方が、実際の行動につながりやすい

・複数の発信物に共通のロゴなど一貫した要素を入れると、シリーズとして認識され、印象に残りやすい

・スマホと無料〜低コストの編集ツールがあれば、大きな元手なしに継続的な発信を始められる

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取組者/編著者プロフィール

メンバー:APUサステイナビリティ観光学部4名(いずれも1回生・当時)

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